子どもと本屋で絵本を見ている時、たまに子どもではなく自分が絵に一目惚れして衝動買いしてしまうことがあります。そんな絵本は、家でも表紙を前にして飾って置いてあり、インテリアにも素敵。今回はそんな、思わずジャケ買いしてしまう絵がとても美しく大人も楽しめる絵本をご紹介します。
の
「の」は、いつもことばとことばのすきまにこっそりいます。
junaida絵本地図(https://www.fukuinkan.co.jp/junaida/)より引用
けれど、この「の」が持っている魔法の力で、ことばとことばが思いがけない出会いをしたとき、
そこには見たこともない景色があらわれ、聞いたこともない物語がはじまります。
「わたしの お気に入りのコートの ポケットの中のお城の いちばん上のながめのよい部屋の……」。
不思議な「の」に導かれ、時間も空間もこえた、終わらない旅に出かけてみませんか。
「の」という題名の絵本。一人の少女から始まり、ポケットの中のお城の中のベッドシーツの海の船の中の・・・などと、小さな世界が広がっていく、空想の世界が無限に広がっていくようなわくわくする絵本です。絵はとても緻密で細かなところまで美しく、1ページごとにじっくりと見てしまう、本当に宝物のような絵本です。
作者、junaidaさんの作品は他にも「街どろぼう」「怪物園」「Michi」があり、どちらも楽しいキャラクター、美しい絵が魅力的です。
いろいろおかしパーティー
チョコレートやキャンディなど、おかしのパーティー。遊ぶものや乗り物までおかしの形!いっしょに食べる幸せ感が伝わる絵本。
いろいろおかしパーティー(アリス館)(https://www.alicekan.com/books/1733/)より引用
本当に、見てるだけでハッピーになる大好きな絵本。本屋さんで一目見た時に、動物のキャラクターのかわいらしさはもちろん、色遣いの綺麗さに一気に引き込まれ、すぐにレジに向かいました(笑)
おかしのメニューのページもあり、子供と「どれにする~?」などと話しながら楽しんでいます。
おおでゆかこさんはイラストレーターとしても活躍されていてニベアやお菓子のパッケージのイラストにもなっています。他にも様々な絵本を出していて、どれも可愛らしい絵なのでコンプリートしたくなります。
10人のゆかいなひっこし
文字のない絵本です。左側と右側に家の断面があり、10人の子たちが左の家から右の家に一人ずつ引っ越していくという仕掛けになっていて、絵を楽しみながら算数の勉強にもなります。
安野 光雅さんの温かみのある絵が本当に可愛らしく、家の中の家具や小物もとても素敵でずっと見ていたくなります。「ここにあった小物は新しい家ではここに置いたんだね」など、細かいところまで楽しめるようになっています。
チャイコフスキーの白鳥の湖
悪魔ののろいで白鳥にされてしまったオデット姫は、人間にもどることができるのでしょうか?湖でおどる美しい白鳥たち、オデット姫そっくりのオディール、そして、自由をかけて悪魔とたたかうオデット姫。各ページの音符ボタンを押してください。10の場面で10のメロディーがそれぞれ約10秒程度ずつ流れます。
Amazon 商品の説明より引用
「白鳥の湖」のシーンごとに音楽を鳴らせる仕組みのある絵本です。流れる時間は短めですが、お話や各場面で使われている音楽を手軽に学べる絵本です。絵もとても美しく、装丁もしっかりしているため飾っておくのもとても素敵です。
同じシリーズに「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」などもあります。
あおいよるのゆめ
手を動かすことで絵が変わるイタリアの仕掛け絵本です。海外っぽい絵がおしゃれでこちらも飾りたくなる1冊。スライドで絵が変わる仕掛けも素敵で、小さい子でも楽しめるようになっています。
やっぱりおおかみ
オレは、オレ。それでいい。
福音館書店HPより引用(https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=274)
ひとりぼっちのおおかみが「け」という、ふくみのあるセリフをつぶやきながら仲間をさがして町をさまよっています。「おれににたこはいないかな」うさぎ、やぎ、ぶた、しか……。いろいろな動物がたくさんいますが、どこへいってもおおかみは満足することができません。仲間に入りたいようで、入りたくないのです。とうとうおばけがたくさんいる墓場までやってきたおおかみですが、はたして仲間をみつけることができるのでしょうか?
こちらはストーリーが大好きで持っている絵本ですが、かわいいけれどそれだけじゃなくどこか不穏な雰囲気もある佐々木マキさんの絵もとても素敵です。
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